[傷病名] 交通事故による頚・肩の痛み 20歳女性
[主訴] 赤信号にて停車中、後方より車に追突され受傷する。直後はほとんど症状はなかったが、翌日朝から頚・肩のダルさ及び疼痛が出現し当院を受診する。
初診時、疼痛、筋緊張(特に僧帽筋上部)、頭痛が著明にあり、動作時痛がある為日常生活動作及び仕事に支障がでる。
[検査]
①頚部:Jackson test+、spurling test+、movementpain+後屈、左右回旋 ROM制限+
②肩部:Droparm test-、tenderness+、movementpain+Flex100°
[施術]
初回、干渉波、軽いほぐし、ポイント矯正にて身体の調節を行い安静指示と日常生活動作の指導を行う。
[変化]施術後は左右回旋時の疼痛が減少し、ROM制限の緩和がみられた。施術直後は肩の重さを感じる事が無い様であったが、違和感は残存するようでした。
[2回目以降]徐々に疼痛緩和傾向となるが、朝起床時の疼痛、デスクワーク時の疼痛、仕事の終わり頃の疼痛及び重ダルさが残存する。特に急に動く時、長時間同一姿勢にて疼痛が顕著となる。疼痛がある内は続けて通院していただけるように指導しました。また、簡易的なストレッチや仕事時の座位姿勢を確認し、ADL動作時の疼痛緩和を目指しました。
[経過] 通院期間は約4か月半通院していただきました。通院1ヵ月半にて肩のダルさがほとんどみられなくなり、通院3か月にて首のROM制限はなくなりました。仕事終わりや長時間同姿勢にて筋緊張残存となるが、疼痛は緩和し、日常生活や仕事では問題ない程まで回復できました。