[傷病名]頚肩腕症候群 45歳男性
[主訴]今年1月右腕から右第2指〜5指にかけてしびれや違和感が出始め、感覚麻痺もあった。4月頃からデスクワーク時、運転中など頸部痛が徐々に強くなってきており、少しでも早く痛みを取りたいという事で当院受診となる。
[検査]]Jackson test+ Spurling test+ tenderness+ROM制限+ 後屈、右側屈 movement pain+
[施術]初診時、当院の根本治療にて全身バランス矯正を行う。骨盤、仙骨、第5腰椎、第7胸椎、第1,2,3,6頸椎を中心にトムソンベッド、アクチベーターで矯正を行う。矯正後、立体動態波で第6頸椎、右肩甲骨上角、右上腕外側、右前腕上部のアプローチを行い、右の首をテーピングで固定。最後に仕事時のデスクワーク姿勢、寝姿勢を確認・指導をした。
[変化]施術後から翌日の午前までは頸部痛に若干の緩和がみられたが大きく変化はなく頸部の可動域制限やしびれ、感覚麻痺残存。今後の治療方針を説明し、週に2回のペースでの全身バランス矯正と筋・筋膜調整を指導した。
[2回目以降]2回目の施術時は大きく変化なく頸部の可動域制限やしびれ、感覚麻痺残存。4回目の施術時から徐々に頸部痛の緩和がみられた。7回目の施術時にはしびれ残存するものの以前に比べて緩和傾向。治療を開始して1ヵ月程経ったところで頸部痛、しびれ症状が減少傾向ではあるものの、PC作業、字を書く動作にて頸部痛、しびれ症状が出てくるとのこと。簡単な頸部ストレッチを指導するとともに立体動態波の継続を勧める。初回治療から2ヵ月経過した現在、枕の使い方を見直し、全身調整の根本治療と立体動態波を併用しながら継続中。