[傷病名]左肩インピンジメント症候群 28歳男性
[主訴]草野球をした後6時間ほど経過した際に、肩を前後に動かした際の疼痛と、常時肘にかけての違和感が発生。まれにしびれ症状もある。疼痛は服の着脱時に著明にある。
[検査]neer test+ movement pain +結帯動作 flex170° abd60°〜120°+ ※100°から110°付近にてクリック音を感知 tenderness+ speed test-
[施術]初診時、当院の根本治療にて全身バランス矯正を行う。骨盤、第4腰椎、第7胸椎、第1,3,6頸椎を中心にトムソンベッド、アクチベーターで矯正を行う。その後仰向けになった状態で肩関節の軽いROMストレッチを行う。最後にテーピングにて固定する。
[変化]施術後、動作時痛は残存するが、動き出しの痛みが軽減し、外転60°から90°での疼痛緩和がみられた。今後の治療方針にて症状が変わらないようであれば立体動体波を用いた施術を加える旨を説明し、週2回のペースで通院するよう指導する。
[2回目以降]初回治療の翌日から痛みは軽減したが、可動域の制限は残存した。不意に肩の動作が入ると痛みを感じるが、仕事中に痛みは無かった。軽いキャッチボールを15球ほどしたところ肩の痛みが発生したが、施術3週間後にはテーピング固定なしで投球動作をした際の痛みは無くなった。腕にかけての張り感が残存するも症状軽減傾向な為1ヶ月後から再発防止のための筋力トレーニング及びストレッチを指導し3ヶ月後には痛み及び張り感も出ないようになった。現在は姿勢バランス維持の為1週間に一回のペースにて通院してもらっています。また、投球後に痛みなど症状が出た際は部分鍼治療や立体動体波を用いた施術にて調整もしています。