[傷病名]頭痛・めまい・頚部痛 21歳男性
[主訴]1年程前からモニター操作中に集中力が持たず、まぶたがピクピク痙攣するようになりめまい症状が出始めていた。作業後に物が2重に見えることが多くなり、頭痛に悩まされ始めた。同時に頚部痛と肩のコリも気になり始めた。病院受診するも問診と投薬のみで様子を見るのみであった。今年になり映画を見ている際に目が痛くなる症状が出たことが気になり、当院受診となる。
[検査]Jackson test+ Spurling test- tenderness+C1 ROM制限+右回旋 movement pain- Sensory-nomal
[施術]初診時、当院の根本治療にて全身バランス矯正を行う。骨盤、仙骨、第4腰椎、第3,7胸椎、第1,2,5頸椎を中心にトムソンベッド、アクチベーターで矯正を行う。矯正後、側頭筋緊張を緩めるアプローチ及び後頭骨牽引をかけた。最後に、仕事中の姿勢を確認・指導をし、日常生活中での座位姿勢を指導する。
[変化]施術後、肩のコリ感は残存するものの右回旋時の引っかかりが軽減し、ROMの改善傾向がみられた。今後の治療方針を説明し、週に2回のペースでの全身バランス矯正と筋膜調整を指導し、痛みが出ない範囲で頸部の簡易ストレッチ(前後屈ストレッチ)を指導する。
[2回目以降]2回目の施術時は頚部痛の緩和がみられたが、眼の症状はあまり変化を感じられなかった。3回目の施術時の確認にて、頭痛と眼の光刺激に対する症状緩和を確認。5回目施術の際には日常生活時での症状が緩和されていることを確認できた。初診から1ヵ月にて、頭痛や肩のコリ、めまい症状はほとんど気にならなくなった。初回施術から1カ月が経過し症状が落ち着いてきたところで、姿勢維持の為の頚部筋・背部筋・腹筋の強化を指導しながら、全身調整のため週に1回の通院指導を継続している。