[傷病名]慢性肩こり、姿勢不良によるめまい症状 30歳男性
[主訴]5年ほど前から首・肩の張り、痛みがあり他院にて治療を受けても症状の緩和がなく、毎日8時間のデスクワーク及び日常生活中でも慢性的な疼痛症状とめまい症状が出現し、当院受診となる。
[検査]Jackson test+ Spurling test- tenderness+C5-6 ROM制限+頚部右回線 movement pain+回旋、前後屈
[施術]初診時、当院の根本治療にて全身バランス矯正を行う。骨盤、仙骨、第4腰椎、第7胸椎、第1,2,3,6頸椎を中心にトムソンベッド、アクチベーターで矯正を行う。矯正後、後頭隆起部に牽引をかけ、頚部筋および僧帽筋を緩めるストレッチをした。最後に、デスクワーク姿勢、日常生活中の姿勢を確認・指導をし、痛みが出ない範囲で頚部及び肩甲骨ストレッチを指導した。
[変化]施術後、頚部の違和感は残存するものの回旋時のROM制限が緩和し、後屈時の疼痛緩和がみられた。今後の治療方針を説明し、週に2回のペースでの全身バランス矯正と筋・筋膜調整を指導し、次回の通院時にはプレミアムロングほぐしを用いた除痛の通院を指導する。
[2回目以降]2回目の施術時は疼痛症状がみられ、回旋時の制限がみられた。3回目の施術時の確認にて、背臥位における圧迫感がみられることを確認。5回目の施術の際、頚部及び肩部の症状緩和がみられるも、前屈時の疼痛残存を確認。初診から1か月経過したところで頚部への分部鍼治療を実施。その後、背部の疼痛と張りがみられるが、頚部の疼痛が緩和してきており、仕事中の違和感が残存している。施術開始から2か月経過し、2週に1回のペースでメンテナンスのための通院を続けているが、疼痛症状はみられず、違和感が残る程度まで回復している。
また、継続してストレッチや姿勢の指導を続けており、症状の緩和はみられている。