皆様、いかがお過ごしでしょうか
今回は肩回りのトラブル「五十肩」と「石灰沈着性腱板炎」の違いについてお伝えしていきます。
まず初めに五十肩についてお話しさせていただきます。
五十肩とは、凍結肩とも呼ばれ中年以降に多く見られ、明らかな原因がなく肩の疼痛と可動域制限が生じる疾患で肩関節の構造的な退行変性により発症するとされています。
※肩関節周囲炎、癒着性関節包炎とも呼ばれる。
五十肩(凍結肩)の病期
炎症期 | 0~3ヶ月 | 夜間痛 |
凍結期 | 3~9ヶ月 | 激しい夜間痛、関節可動域制限 |
拘縮期 | 9~15ヶ月 | 関節可動域最終域での痛み |
寛解期 | 15~24ヶ月 | 痛みの軽減 |
五十肩の詳しい説明はこちらからhttps://imagawa.info/5146/
五十肩の症状POINT
・肩の痛み:肩から腕にかけての運動痛、安静時痛、夜間痛など
・可動域制限:衣服の着脱や結髪、結帯など
・中年以降に好発する
続いて石灰沈着性腱板炎についてお話させていただきます。
石灰沈着性腱板炎とは、腱板(肩関節)に石灰が沈着し、急性炎症を引き起こします。
40~50代の女性に好発し、明らかに原因のない突然の肩の激痛、夜間痛で眠れないなどが症状として挙げられます。
X線で石灰沈着の所見を認めることが可能です。
石灰沈着性腱板炎の病期
急性期 | 1~4週間 |
・針で刺されたような鋭い痛み ・安静時痛 ・突発的に痛みが出る |
慢性期 | 6ヶ月~ |
・背面に手が回しずらい ・腕を動かす際の動かしずらさや痛みがある |
石灰沈着性腱板炎の症状POINT
・突然生じる激痛(激痛のため、上肢は動かせない)
・40~50代の女性の多く発症する
治療法
薬物療法として、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)があげられ、薬物療法として優先される治療法である。
また、石灰の穿刺吸引や肩峰下滑液包内への局所性麻酔薬、ステロイドの注入が有効である。
肩関節には他にも多くの疾患がある為、自分で判断せず、お気軽にいまがわ整骨院へご相談ください。
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👉 西尾市 いまがわ整骨院鍼灸院 https://imagawa.info/
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