皆さん、こんにちは!
今回は「膝の痛みの原因」~前編~についてお話しさせていただきます。
日常生活を送るなかで、「膝の痛み」が出たことがある方は、少なからずいるのではないでしょうか?
・歩行時、走行時の痛み
・階段での上り下りでの痛み
・椅子からの立ち上がり
・正座するときの痛み
・方向転換時の痛み
など膝の痛みと言っても、人によって様々な種類の痛みがあります。
当院にも、膝の痛みで多くの患者様がご来院されます。
そんな「膝の痛み」を治すには、自分の症状を知るのが第一歩です。
今回は「膝が痛い」と感じる方が、どのような症状でどこが悪くなっている疑いがあるかなど、この記事を読んでいただきご自身で、自分の身体がどのような状態なのか理解していただけたら幸いです。
では、さっそくお話しさせていただきます。
膝の解剖学的なことも交えながら、ご説明させていただくので、以前「膝関節」についての記事を掲載させていただいておりますので、下記のリンクからご参照ください。
人の身体は年齢とともに変化していきます。
幼い頃から、骨格や筋肉、神経など徐々に成長していき、組織より違いはあります大体18歳くらいで成長が止まると言われています。そして、そこからは老化していきます。
その老化が顕著に現れる一つに、「軟骨」が挙げられます。軟骨は膝関節にも多く存在し、膝の軟骨がすり減ると骨の問題に発展します。※関節軟骨には、「アグリカン」というタンパク質と「ヒアルロン酸」という潤滑油の役割を果たす成分があり、これは40代付近から減少する。これらの減少が「軟骨の弱体化」に大きく作用します。
軟骨が減少し、骨に影響が出ると膝の骨に棘(骨棘)が生成されます。これが「変形性膝関節症」と言います。変形性膝関節症になると膝を曲げたり、歩行時に痛みがあったりと様々な症状が出ます。また変形性膝関節症は多くの場合、膝に水が溜まります。
膝の関節は、「関節包」という袋に包まれた構造になっています。関節包の内側には「滑膜」という薄い膜で覆われており、「滑液」という少量の水分を出しています。この「滑液」が関節包の中を満たしています。
膝関節に問題が生じると、この滑液が多くたまり「水が溜まる」という状態になります。そんな状態になると注射器で水を抜いたりする方が多く、一時的に症状が改善する。だが、これは本質的な改善にはなっていない。※「水を抜くと癖になる」と言われることが多いが、医学的にはあり得ないので、あまり気にする必要はありません。
上記の記事は、「変形性膝関節症」についてお話しさせていただきましたが、膝の疾患はまだまだ多くあります。
前編では、膝関節に痛みが出る原理や膝関節の詳細な解剖学などについてお話しさせていただきました。
後編では、「この痛みが出る人は〇〇が炎症している可能性が疑われる」などいくつか症例を挙げて、お伝えさせていただきます。
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膝の痛みの解消を目指すなら、ぜひお問い合わせください。
👉 西尾市 いまがわ整骨院鍼灸院 https://imagawa.info/
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