頚椎ヘルニアと腰椎ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)は、どちらも脊椎の骨と骨の間にあるクッション材である椎間板に起こる病気です。
椎間板は、外側の硬い線維輪と、内側のゲル状の髄核からできています。何らかの原因で線維輪に亀裂が入り、内部の髄核が外に飛び出して脊髄や神経根を圧迫することで、痛みやしびれなどの症状を引き起こします。
加齢による椎間板の変性は共通の最も大きな原因です。椎間板は常に重力などの圧力がかかっているため、体の中でも比較的早くから老化が始まります。加齢により椎間板内の水分が減少し、弾力性が失われて硬くなることで、線維輪に亀裂が入りやすくなります。
他にも格闘技、ラグビーなど肉体的に負荷の高いスポーツは、椎間板に繰り返し強い衝撃を与え、ヘルニアのリスクを高めます。
腰椎ヘルニアは長時間の中腰、重い物を持ち上げる動作、姿勢の悪い座り方などが腰椎に過度な圧力をかけてヘルニアが進行を促します。
頚椎ヘルニアは長時間のデスクワークやスマートフォン操作などによる猫背(ストレートネックやクレーンネック)は、首に大きな負担をかけ、椎間板の劣化を早めます。強く首を反らしたり、勢いよく回す動作も負担になります。
頚椎ヘルニアと腰椎ヘルニアの対策は、椎間板への負担を最小限に抑えることに尽きます。
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正しい姿勢の徹底:
デスクワークやスマートフォンの使用時、頭が前に出たり、腰が丸まったりする悪い姿勢を避け、背骨の自然なS字カーブを保ちます。モニターを目線の高さに調整し、深く腰掛けることを意識しましょう。
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動作の工夫と環境整備:
長時間同じ姿勢を続けると椎間板に圧力がかかるため、30分~1時間ごとに休憩を取り、軽く体を動かします。重い物を持ち上げる際は、腰や首ではなく膝を使い、体に引きつけて持ち上げます。寝具は、体型に合った適度な硬さの枕やマットレスを選びます。
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体幹の安定化とケア:
体幹のインナーマッスル(ドローインなど)を鍛え、背骨を支える力を強化します。また、股関節や太もものストレッチで全身の柔軟性を保ちます。喫煙は血流を悪化させるため、禁煙に努めましょう。
症状がある場合は、自己判断せず専門医の指示に従い、無理のない範囲で安静やリハビリを行うことが重要です。
当院では根本治療によりヘルニアの原因となる姿勢矯正を行っていきます。
お困りの方がいらっしゃいましたらご相談ください。























